最近、ネットで人のやさしさを感じたことがありました。相手は実際に会ったことはない人です。そしてそれで思い出した、中二の春のことを今日は話そうと思います。
当時ごく普通の中学二年生だった私ですが、ひとり自分の中で悩みを抱えていたときがありました。
あるとき私は、学校で女子の人間関係のいざこざに巻き込まれ、そのことを考えながら放課後帰っていました。思春期特有のよくあるもめごとで、考えれば考えるほど頭が痛かったのを覚えています。
そのときたまたま帰宅途中にとある民家があり、扉が開けっ放しになっていたので、何を思ってそうしたのかわかりませんが(たぶん何も考えてなかった)、中二の私は「すみませーん! ちょっとおじゃましまーす!」と、玄関で呼びかけました。
おばあさんがでてきたので、私は「頭が痛くなったので、ちょっと休ませてください」とお願いしました。今思えば、中二の私、かなりずうずうしいです。突然見知らぬ中二がやってきたら、ハタキを持って追い返してもいいのに、おばあさんは「好きなだけここで休んでいけばいからね」といって家に入れてくれました。和室にふかふかの布団をひいてくれて、お茶とお菓子を出してもくれました。
そして学校であったことや、どうでもいいような世間話をした記憶があります。ただ話をしているだけでしたが、いつのまにか私の頭痛は消えて、気が楽になっていました・・・
夫にこのことを話すと「いきなりおじゃましまーす! なんて、『田舎に泊まろう』じゃないんだから」といわれました。ネットで人のやさしさを感じて、中二の春に見知らぬおばあさんに助けられたのを何故か思い出した、という話でした。
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